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引っ越し直後は冷凍庫が空っぽ。宅配弁当がいちばん安く使えるのは、この時期だけです

くくらべごはん編集部 2026.08.23 公開 価格調査 2026年8月 時点
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新居に着いて、段ボールに囲まれて、とりあえずコンビニに行く——引っ越しの初日はだいたいこうなります。 そして「明日から自炊するぞ」と思ったところで、鍋も包丁も醤油もまだ無いことに気づきます。 このページは、その数日間から最初の1か月をどう乗り切るかの話です。結論を先に書くと、 引っ越し直後は、宅配弁当の「実質1食」がいちばん安くなる時期です。理由は価格ではなく、冷凍庫が空だからです。

1 結論:最安プランが入る唯一の時期 2 空の冷凍庫が1食67円を生む 3 自炊には1食525円が乗っている 4 新居の冷蔵庫は当日使えない 5 引っ越し日からの逆算 6 引っ越し先で実質1食が変わる 7 注意点 8 向く人・向かない人
1結論:いちばん安いプランが「物理的に入る」のは、引っ越し直後だけです

当サイトは冷凍宅配弁当を「コース合計+送料 ÷ 食数=実質1食」で並べています。その計算でいちばん安くなるのは、 いつもまとめ買いの大きいプランです。ナッシュなら20食プランの実質670円が最安になります。

ところが実際には、多くの人がこれを選べません。20食ぶんの弁当が冷凍庫に入らないからです。 家庭の冷凍庫は、たいてい氷・冷凍うどん・作り置き・アイスで既に埋まっています。 引っ越し直後だけは、そこが空です。

引っ越し直後の冷凍庫
空20食プランが入る
選べる最安プラン
実質670円ナッシュ20食
ふだん選べる現実的な上限
実質737円ナッシュ10食
この時期だけの差
1食67円
用語注:「実質1食」=コース合計に送料まで足し戻してから食数で割った金額のことです。 各社が広告に出す「1食◯◯円」には送料が入っていないことが多く、そのままでは会社どうしを比べられません。 当サイトが全社をこの数字にそろえ直している理由は、送料の記事にまとめています。
2空の冷凍庫が1食67円を生む理由は、送料の割り勘です

なぜ食数を増やすと安くなるのか。本体価格が下がるからでもありますが、それ以上に効いているのが送料です。 送料は「1回いくら」で決まるため、同じ1回で何食受け取るかによって、1食あたりの負担が変わります。

送料(関東)
1,166円
÷
10食で受け取る
10食
=
1食あたりの送料
117円
送料(関東)
1,166円
÷
20食で受け取る
20食
=
1食あたりの送料
58円

※ナッシュの関東の送料1,166円で計算。1,166÷10=116.6円、1,166÷20=58.3円。2026年8月時点の調査です。

送料そのものは値切れませんが、「割る数」は自分で選べます。そして割る数の上限を決めているのが、冷凍庫の空き容量です。 つまり冷凍庫の大きさが、そのまま実質1食の値段になっている——これが冷凍宅配弁当という商品の構造です。

参考までに、冷凍庫のタイプごとに現実的に入る食数です。

20食
引っ越し直後
(空の状態)
10食
1〜2人用冷凍庫
(ふだん)
5食
ワンルーム用
小型冷凍庫

※冷凍庫の食数目安は一人暮らしの記事と同じ基準です。実際の容量は機種によって変わります。

ここで一つ、現実的な注意があります。引っ越し直後に20食を入れると、そのあと数週間ずっと冷凍庫が埋まったままになります。 作り置きも冷凍食品もアイスも置けません。「空だから入る」と「空のままでいい」は別の話なので、初回はあえて10食にしておくという判断も十分ありえます。 長く続けるつもりなら、セカンド冷凍庫を足すと約8か月で元が取れる計算も書いています。
3新生活の自炊には、1食あたり525円の初期費用が乗っています

「宅配弁当より自炊のほうが安い」——これは、当サイトでも材料費だけなら1食約300円と書いているとおりです。 ただしこの300円は、鍋も調味料も既に家にある人の数字です。新生活はそこが違います。

ゼロから自炊を始めるとき、最低限そろえるものをモデルケースとして並べます。特売やリユース品を使えばもっと下がりますし、 こだわれば倍にもなる金額なので、あくまで一例として見てください。

そろえるもの内訳目安
調味料基本のもの塩・こしょう・砂糖・醤油・みりん・料理酒・油・だしの素約3,000円
火まわりフライパン・鍋約3,500円
切る・盛る包丁・まな板・ボウル・ざる約2,600円
こまごま菜箸・おたま・フライ返し・計量スプーン約1,400円
合計最低限でそろえた場合約10,500円

※2026年8月時点のモデルケースです。実際に買う店・ブランド・セット品の有無で大きく変わります。食器・炊飯器・電子レンジは含めていません。

この約10,500円は、使った食数で割り戻して初めて1食あたりの金額になります。当サイトが送料に対してやっているのと同じ計算です。 最初の1か月(平日20日の夕食=20食)で割ると、こうなります。

初期費用
10,500円
÷
最初の1か月
20食
=
1食に乗る額
525円

つまり最初の1か月に限れば、自炊の1食は「材料費300円+初期費用525円=825円」という計算になります。 これはナッシュの20食プラン(実質670円)より高い金額です。

825円
自炊
最初の1か月
670円
ナッシュ
20食
388円
自炊
半年つづけた場合
300円
自炊
道具がある人

※半年=120食で割った場合は10,500÷120=87.5円が乗るため、300+88=388円。自炊の材料費300円は一般的な目安です。

この計算のポイントは「自炊が高い」ではありません。半年つづければ1食388円まで下がり、1年つづければもっと下がります。 自炊は続けるほど安くなる代わりに、始めた瞬間がいちばん高いというだけの話です。 引っ越しは出費が重なる時期なので、道具を一気にそろえる出費を数か月ずらすという選択肢はあってよいはずです。

現実的なおすすめは「全部を寄せないこと」です。調味料だけ先にそろえて(約3,000円)、 週の半分は簡単なものを作り、残りは宅配弁当で埋める。道具は使う頻度が見えてから買い足すほうが、無駄がありません。 なおだしの素ではなくきちんと出汁を取る場合、1杯あたりいくら乗るのかは別記事で計算しています。
4ただし、引っ越し当日には受け取れません

ここからは、実際に頼むときの段取りの話です。いちばん多い失敗は「引っ越し当日に届くよう手配してしまう」ことです。 理由は新居の冷蔵庫が、設置してすぐには使えないからです。

1
設置直後

横に倒して運んだ場合は、しばらく立てたまま待つ

冷蔵庫のコンプレッサー(冷やすための装置)に入っている油が、傾けて運ぶと配管側へ回ってしまうことがあります。そのまま動かすと故障の原因になるため、設置後は立てた状態でしばらく置いてから電源を入れるのが一般的な案内です。待つ時間は機種によって違います。

2
電源を入れてから

庫内が冷えるまで、さらに数時間かかります

電源を入れた瞬間に冷えるわけではありません。冷凍室が食品を入れられる温度になるまでには、数時間から半日程度が目安とされています。真夏はさらに時間がかかります。

3
結論

初回配達は「引っ越し翌日以降」にする

20食ぶんの冷凍弁当が、冷えていない冷凍庫に届く——これがいちばん避けたい状況です。初回の配達日は、引っ越し当日ではなく翌日以降に指定してください。

※待ち時間・冷却時間は機種によって異なります。必ずお使いの冷蔵庫の取扱説明書を確認してください。ここに書いたのは一般的な目安です。

冷蔵で毎日届くタイプなら、この問題は小さくなります。ワタミの宅食のように 1日ぶんずつ届く方式なら、まとめて冷凍庫に入れる必要がありません。ただし配達エリアが限られているため、 引っ越し先がエリア内かどうかを先に確認する必要があります。
5引っ越し日から逆算した、申し込みのタイミング

もう一つ、地味に多い失敗があります。引っ越し前に申し込んで、初回が旧居に届いてしまうというものです。 定期便には「次回お届け予定日の何日前まで」という変更の締切があり、申し込み直後は特に間に合わないことがあります。

タイミングやること理由
引っ越し前エリアと送料だけ調べておく申し込みはまだしない
引っ越し当日冷蔵庫を設置して電源を入れる冷えるまで数時間かかる
引っ越し翌日新住所で申し込む旧居に届く事故を防げる
その2〜4日後初回が届く冷凍庫はもう冷えている

※配達までの日数は会社・地域・在庫状況によって変わります。実際の日数は申し込み画面で確認してください。

引っ越し前にやっておく価値があるのは、申し込みではなく「調べること」です。 特にヨシケイのように地域ごとに独立した運営会社が価格を決めているサービスは、 引っ越し先の郵便番号を入れないと、いくらになるのか分かりません。 引っ越し先が決まった時点で調べておくと、新生活の予算が立てやすくなります(郵便番号で自分の地域の価格を見る →)。

ヨシケイは送料が常に0円で、1日単位・コース単位で頼めるのが新生活と相性のよいところです。 段ボールが片づかない週は温めるだけのコースにして、落ち着いたら自分で作るコースに下げる、という調整ができます。 コースごとの価格差は共働きの記事に一覧があります。

6引っ越し先の地域で、同じプランでも実質1食が変わります

引っ越しならではの落とし穴がもう一つあります。宅配弁当の送料は、住んでいる地域で変わります。 いまと同じサービス・同じプランを続けても、引っ越し先によっては実質1食が上がるということです。

地域ナッシュの送料
(1回)
20食で割ると関東との差
関西1,023円51円−7円
関東1,166円58円±0円
北海道1,713円86円+27円

※2026年8月調査。1,023÷20=51.15円、1,166÷20=58.3円、1,713÷20=85.65円を四捨五入した金額です。ナッシュの自社工場・物流拠点が関西にあるため、関西がいちばん安く、遠いほど上がります。送料は改定されることがあります。

関西から北海道へ引っ越すと、まったく同じ20食プランでも1食あたり約35円上がる計算になります(51円→86円)。 20食では約690円、1年(週1回・52回)では送料だけで約36,000円の差になります。 三ツ星ファームは全国一律990円ですが、北海道・沖縄だけ2,500円という設定で、これもまた別の形の地域差です。

そして、送料以前の問題として「そもそも頼めない」ことがあります。 ヨシケイとワタミの宅食は、宅配業者を使わず自社スタッフが自社の車で配達しているため送料が0円です。 そのぶん配達できる地域が限られていて、エリア外の人は最初から選べません。 いま使っている人が引っ越すと、引っ越し先がエリア外で継続できないということが起こります。逆に、 いままでエリア外だった人が、引っ越し先ではエリア内になることもあります。どちらの方向にも動くので、引っ越しのたびに確認する価値があります。
7この記事の注意点
  • この記事の初期費用10,500円は、あくまでモデルケースです。100円ショップやリユース品、実家からのお下がり、セット売りのフライパンなどを使えば半額以下にもなります。逆に良いものをそろえれば倍以上です。ご自身の状況に置きかえて計算し直してください。
  • 「冷凍庫が空だから20食」は、必ずしも正解ではありません。20食入れると、そのあと数週間は冷凍庫がふさがります。作り置きやアイスを置きたい人、そもそも宅配弁当が口に合うか分からない段階の人は、まず少ない食数で試すほうが失敗しません。
  • 定期便は「1回だけ」のつもりでも次が来ます。多くのサービスは定期購入が基本で、止めるには自分でスキップ・解約の操作が必要です。引っ越しの慌ただしさの中で忘れると、そのまま2回目が届きます。申し込んだ直後に、次回配達日と締切をカレンダーに入れておくことをおすすめします。
  • 冷蔵庫の待ち時間は機種によって違います。この記事に書いたのは一般的な目安で、正確な時間は取扱説明書に書かれています。引っ越し業者に設置してもらう場合は、その場で聞くのがいちばん確実です。
  • 送料・価格は変わります。この記事の金額は2026年8月時点の調査です。特に送料は改定されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで確認してください。
8向いている人・向いていない人
MATCH
新生活で宅配弁当が向いている
調理器具をまだ持っていない/引っ越し先の土地に慣れていない(スーパーの場所が分からない)/新居の片づけと仕事が重なっている/自炊を始めるかどうか自分でも決めかねている
VS
MATCH
最初から自炊のほうが向いている
調理器具を実家や旧居から持ってきている/料理そのものが好き・苦にならない/新居の冷凍庫が極端に小さい/数年住む予定で、初期費用を長く回収できる

現実的な折衷案は、「引っ越しから最初の2週間だけ宅配弁当、そのあいだに道具を少しずつそろえる」やり方です。 いちばん忙しい時期を外注して、落ち着いてから自炊に移る——初期費用の10,500円を一度に払わずに済みますし、 新居のキッチンの広さや収納を見てから道具を選べるので、「買ったけど置き場所がない」という失敗も避けられます。 全サービスを横並びで見たい場合は19プランの比較表をお使いください。

9よくある質問
引っ越し前に申し込んで、新住所に届けてもらうことはできますか?
配達先の住所を新住所で登録すれば技術的には可能です。ただし定期便には変更の締切があり、申し込み直後は特に間に合わないことがあります。また、新居の冷蔵庫が冷える前に届くと受け取れません。引っ越して落ち着いてから申し込むほうが、事故がありません。
いま使っているサービスを、引っ越し先でも続けられますか?
冷凍のまとめ買い型(ナッシュ・三ツ星ファーム・食宅便など)は全国配送なので続けられますが、送料が変わるため実質1食が上下します。いっぽうヨシケイとワタミの宅食は配達エリアが限られているため、引っ越し先がエリア外だと続けられません。引っ越し先が決まったら、まず郵便番号でエリアを確認してください。
単身赴任や短期の仮住まいでも使えますか?
向いています。短期間しか住まない部屋のために調理器具一式(約10,500円)をそろえるのは、回収できる食数が少ないぶん割高になります。この記事の計算でいえば、住む期間が短いほど1食に乗る初期費用が大きくなるためです。ただし仮住まいの冷凍庫は小さいことが多いので、食数は控えめに始めるのが無難です。
結局、新生活で最初に頼むならどれですか?
順番としては、①引っ越し先がワタミの宅食・ヨシケイのエリア内かを調べる(エリア内ならワタミの宅食まごころ手鞠が実質472円で、送料0円のぶん安く済みます)→ ②エリア外なら冷凍庫に何食入るか実際に数える→ ③その食数で最安のプランを選ぶ、という流れです。いきなり冷凍3社を比べ始めると遠回りになります。
朝食や昼食も置きかえたほうがいいですか?
この記事の計算は夕食だけを置きかえた前提です。昼も置きかえると必要な食数が倍になり、冷凍庫の空きがすぐ足りなくなります。新生活の最初はいちばん余裕のない夕食だけに絞るほうが、冷凍庫の使い方としても現実的です。

引っ越し先が決まったら、まず郵便番号でエリアと価格を調べてください

ヨシケイは地域ごとに運営会社が違うため、価格も配達曜日も引っ越し先で変わります。送料が0円で1日単位から頼めるので、片づけが終わっていない最初の数週間との相性は良いほうです。申し込みは引っ越してからで間に合います。

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。価格・サービス内容は2026年8月時点の調査です。変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

価格・内容は自分でも必ず公式サイトで確かめてから申し込んでください。