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宅食とフードデリバリーを1か月で比べたら、15,258円ちがいました

くくらべごはん編集部 2026.08.28 公開 価格調査 2026.08.28 時点
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「作らない夕食」の選択肢は、宅配弁当だけではありません。アプリで頼めば30分ほどで店の料理が届きます。 ではその2つは、1か月でいくらちがうのか——これを当サイトの(コース合計+送料)÷食数=実質1食で計算しようとして、最初の壁にぶつかりました。 デリバリーは、注文を確定するまで実質1食が決まりません。公式サイトにも金額が書かれていないのです。 そこでこの記事では、公式が公開している数字だけを使って「下限」を出すという方法をとりました。結果は1食1,235円。宅配弁当の472円〜と比べると、平日20日ぶんで15,258円の差になります。

疲れて帰宅した女性がデリバリーを注文し、確認画面で配達手数料とサービス料が乗ることに驚き、毎日続けた場合を計算して、デリバリー24,698円と宅配弁当9,440円で差15,258円になると気づく4コマ漫画
※④の金額(24,698円・9,440円・差15,258円)は本文と同じ調査値です。②の注文画面は説明のための例で、デリバリーの手数料は公式に金額が公表されておらず、注文ごとに変わります(1章参照)。
1 実質1食が出せない理由 2 下限は1食1,235円 3 1か月で並べる 4 時間を時給に直す 5 エリア外の受け皿 6 注意点 7 向いている人
1結論:デリバリーは「実質1食」が、注文を確定するまで決まりません

当サイトはすべてのサービスを(コース合計+送料)÷食数で並べ直しています。広告の「1食◯◯円」には送料が入っていないからです。 同じ計算をデリバリーでもやろうとしたのですが、足し戻すべき手数料の金額が、公式サイトのどこにも書いてありませんでした。

Uber Eats の公式ヘルプは、かかる手数料として「サービス料」「配達手数料」「少額注文における手数料」「レストランによる配達にかかる手数料」「優先配達料」の5種類を挙げています。 ところが金額の記載はなく、「注文の最終確認画面で確認できる」という説明で終わっています。

出前館も同じです。公式ヘルプでは送料について「ご注文金額や配達距離、需給のバランス等を総合的に判断してご注文ごとに決定される」と説明されており、サービス料も「ご注文時の商品代金の合計額を基準に算出」とあるだけで、料率も上限も書かれていません。 こちらも「最終的なお支払い金額は、注文手続き画面にてご確認ください」と案内されています。

これは各社が不親切なのではなく、商品の性質です。デリバリーの手数料は距離・時間帯・混雑・天候で動きます。 出前館には悪天候時などに発生する「配達員支援金」という項目まであります。動くものを固定の表には書けません。 つまりデリバリーは「変動費の乗り物」で、宅配弁当は「固定費の乗り物」です。ここが、この2つのいちばん大きな違いです。
FIX
宅配弁当
申し込む前に総額が確定する/送料も地域ごとに公表されている/1食あたりを電卓で出せる/来月も同じ金額
VS
VARIABLE
デリバリー
注文画面まで総額が分からない/距離・時間帯・天候で動く/公式に料金表が無い/同じ店・同じ料理でも日によって変わる

比較サイトとしては、ここで「だから比べられません」と書いて終わることもできました。 ただ、それでは比較表を見に来た人の役に立ちません。そこで公式が明言している数字だけを拾って、下限を出すことにしました。次の章がその計算です。

2公式に分かる下限は「1食1,235円」でした

手がかりは1つだけありました。Uber Eats のサブスク「Uber One」の条件です。 Uber は2026年2月1日から特典を拡充し、「1回のレストランでのお食事のご注文の商品代金が税込1,200円以上」の注文について、配達手数料とサービス料を0円にすると公式に発表しています。 Uber One の料金は月額698円・年額5,598円と公式ページに明記されています。

この2つを組み合わせると、デリバリーの手数料をすべて0円にした「いちばん安い状態」が作れます。 そしてそのとき、商品代金は1,200円を下回れません。下回った瞬間に手数料が復活してしまうからです。 つまり1,200円が、デリバリーで1食を成立させる下限ということになります。

商品代金×20食
24,000円
+
Uber One 月額
698円
=
実質1食(÷20食)
1,235円

※平日20日の夕食を置き換えた場合。24,000+698=24,698円、24,698÷20=1,234.9円。手数料をすべて0円にした最良のケースの計算です。

大事なのは、この1,235円が「頑張って最安にした結果」だということです。 Uber One に入らなければ配達手数料とサービス料が乗り、商品代金が1,200円に届かなければ少額注文手数料が加わります。急ぎたければ優先配達料が乗ります。 実際に払う金額は、ここから上にしか動きません。

下限が決まる理由
1,200円手数料0円の条件(税込・商品代金)
会員でいるための固定費
698円Uber One 月額/年額5,598円
これ以上は下がらない
1,235円平日20食での実質1食
3平日20日の夕食で並べると、1か月で15,258円ひらきます

条件をそろえます。平日20日の夕食を、それだけで済ませるという前提です。宅配弁当は当サイトが各記事で計算した実質1食(2回目以降・送料込み)をそのまま使いました。

選択肢実質1食1か月
(20食)
デリバリー
との差
自炊材料費のみ約300円約6,000円−18,698円
ワタミの宅食まごころ手鞠・冷蔵472円9,440円−15,258円
ワタミの宅食ダイレクトいつでも三菜20食・冷凍509円10,170円−14,528円
ナッシュ20食670円13,400円−11,298円
三ツ星ファーム21食758円15,160円−9,538円
フードデリバリーUber One・手数料0円の最良ケース1,235円24,698円±0円

※宅配弁当は2回目以降の通常価格・関東または本州の送料込み。自炊は一人暮らしの記事と同じ目安を使っています。デリバリーは前章の下限。

約300円
自炊
(材料費のみ)
472円
ワタミの宅食
手鞠
509円
宅食ダイレクト
20食
670円
ナッシュ
20食
1,235円
デリバリー
(下限)

いちばん安い宅配弁当との差は1か月で15,258円。1年続ければ183,096円です。 しかも繰り返しになりますが、デリバリー側は最良のケースの数字で、宅配弁当側は実際に払う数字です。実際の差はこれより広がります。

ここで「デリバリーは高い」と結論づけるのは早いです。 この表が比べているのは金額だけで、支払っているものが同じではありません。デリバリーで買っているのは「今この瞬間に、店の料理が届くこと」です。 宅配弁当では絶対に買えないものなので、値段だけを横に並べても判断材料になりません。そこで次の章で、時間のほうを金額に直します。
4時間を時給に直すと、自炊とデリバリーがほぼ並びます

当サイトは一人暮らしの記事で、自炊の時間をこう計算しました。 買い物・調理・片づけで1食あたり40〜50分。時給1,200円で換算すると800〜1,000円分の時間を使っている、という見方です。 これを材料費に足すと、自炊の「本当の1食」が出ます。

材料費
300円
+
40〜50分×時給1,200円
800〜1,000円
=
自炊の実質1食
1,100〜1,300円

ここが、この記事でいちばん意外だったところです。 デリバリーの下限1,235円は、この1,100〜1,300円のちょうど内側に入ります。 つまり時間を時給で買い戻す前提に立つと、自炊とデリバリーはほぼ同じ買い物ということになります。 「デリバリーは贅沢で、自炊は堅実」という感覚は、時間を0円で数えているときにだけ成り立つわけです。

そのうえで宅配弁当を同じ土俵に乗せると、位置がはっきりします。 宅配弁当の調理時間は「レンジで温める数分」だけで、買い物も献立づくりも発生しません。 時間の側でも自炊よりずっと軽く、金額の側でも472円〜と、自炊の材料費300円に近いところにいます。

自炊
1,100〜1,300円材料費+時間を時給換算
デリバリー
1,235円〜下限。待ち時間は注文まで不明
宅配弁当
472〜758円+温める数分だけ
ただし、デリバリーの待ち時間も公式には出せません。金額と同じで、店の混雑・距離・天候で動くからです。 当サイトは検証できない数字を作らない方針なので、「注文するまで分からない」とだけ書いておきます。 金額も時間も注文するまで確定しないというのが、デリバリーという商品の一貫した性格です。

なお、この計算の時給1,200円は仮の置き方です。自分の時給に入れ替えると結論が動きます。 時給が2,000円なら自炊は1食1,633〜1,967円になり、デリバリーのほうが安くなります。 逆に時間に余裕があって時給換算になじまない生活なら、自炊が圧倒的に安いままです。この記事の表は、自分の数字を入れる型として使ってください。

5「エリア外だからデリバリーしかない」人の受け皿を計算しました

ここまでの表でいちばん安かったワタミの宅食(まごころ手鞠・472円)には、大きな条件があります。 ワタミの宅食の記事にも書いたとおり、これは自社スタッフが冷蔵の弁当を毎日手渡しするサービスで、配達エリア外の人は最初から選べません。 送料の記事で説明したように、送料0円はエリアを限定することで成立しています。

そしてエリア外だった人の受け皿が、当サイトにはこれまでありませんでした。 「安いのはワタミですが、エリア外なら次はナッシュの670円です」——この200円の段差を埋める選択肢がなかったのです。 調べたところ、同じワタミに冷凍で全国に宅配便で送る「ワタミの宅食ダイレクト」という別サービスがありました。エリアの制約がありません。

いつでも三菜20食
9,290円
+
送料(本州四国九州)
880円
=
実質1食(÷20食)
509円

※定期購入「おまかせセット」(都度購入から5%OFF)。9,290+880=10,170円、10,170÷20=508.5円。2026年8月28日に公式サイトで確認した価格です。

公式サイトの表示は「1食465円」です。ここに送料880円が入っていないので、当サイトの計算では509円になります。差は1食43.5円です。 送料の記事で説明したとおり、送料は「割る数」で薄まります。食数を減らすと一気に効いてきます。

セット本体(税込)送料実質1食
7食3,821円880円672円
10食4,645円880円553円
14食6,511円880円528円
20食9,290円880円509円

※いつでも三菜・定期購入おまかせセット。送料は本州・四国・九州の880円で計算。北海道は1,210円(20食で525円)、沖縄は2,420円(20食で586円)です。

7食と20食で1食163円ちがいます。これは冷凍庫の記事で書いたのと同じ構造で、 冷凍庫にいくつ入るかが、そのまま1食の値段になります。20食を頼んで入りきらなければ、失敗の記事のとおり実質1食は倍になります。頼む前に引き出しを測ってください。

「ワタミの宅食」と「ワタミの宅食ダイレクト」は別のサービスです。 前者は冷蔵・毎日手渡し・エリア限定で472円から。後者は冷凍・宅配便で全国・まとめて届くで509円から。 名前が似ていますが、届き方も、頼み方も、向いている人も違います。エリア内なら前者のほうが安く、エリア外なら後者が現実的な最安帯という関係です。
6この記事の注意点

デリバリーの1,235円は「下限」であって、平均でも相場でもありません。 公式が金額を公表していない以上、当サイトが出せるのはここまでです。実際に払う金額はこれより上になりますが、どれくらい上かは書けません。 よその比較サイトが「配達手数料は50〜550円」といった数字を出していることがありますが、当サイトはその出所を確認できなかったので使いませんでした。

この記事はデリバリー各社を比べていません。 Uber Eats と出前館の公式ヘルプを読みましたが、どちらも料金表を公開していないので、横並びにできないというのが結論です。 出前館については、送料無料キャンペーンや現金払い250円といった個別の条件は確認できたものの、サービス料の料率が非公開のため計算に入れていません。

Uber One の条件は変わります。 月額698円・年額5,598円、商品代金1,200円以上という条件は、公式サイトと2026年2月1日付の発表で確認したものです。 サブスクの条件は宅配弁当の価格よりずっと速く動きます。申し込む前に必ず最新の条件をご確認ください。

時給1,200円は当サイトが置いた仮定です。 4章に書いたとおり、時給を変えると結論が逆転します。この記事の価値は答えではなく、計算の型のほうにあります。

味の比較はしていません。 デリバリーの最大の価値は「食べたい店の料理が食べられること」で、そこは金額の計算では絶対に測れない部分です。この記事はその価値を否定するものではありません。

この記事で扱ったワタミの宅食ダイレクトは、いちばん基本の「いつでも三菜」だけです。 ほかに いつでも五菜・いつでも二菜・介護食・アラカルト があり、買い方も定期と都度で分かれます。 全コース・全セットを送料込みで計算し直したものはワタミの宅食ダイレクトの料金記事にまとめました。同じ三菜でも買い方だけで実質1食が192円ひらきます。

7向いている人・向いていない人

金額と時間の両方を見たうえで、どちらを主役にするかで分かれます。両方を使い分けるのがいちばん現実的です。

MATCH
宅配弁当を主役にすべき人
平日の夕食がほぼ毎日ある/食費を月単位で読めるようにしたい/冷凍庫に空きがある(または冷蔵の手渡しエリア内)/献立を考える手間そのものを減らしたい
VS
MATCH
デリバリーを主役にすべき人
帰る時間も食べる日も読めない/冷凍庫に空きがまったくない/週に数回で、月の食費に占める割合が小さい/食べたい店が決まっている日が多い

現実的なのは、平日を宅配弁当で固めて、デリバリーを「作れない日の保険」に回す形です。 平日20日のうち16日を472円の宅配弁当、4日をデリバリーの1,235円にすると、月12,492円。 全部デリバリーの24,698円に対して12,206円の節約になり、それでいて「今日は作らない」という日を4回残せます。

※472×16=7,552円、1,235×4=4,940円、合計12,492円。24,698−12,492=12,206円。

その「保険」の枠で使うなら、 出前館 のようなサービスに1つ登録しておくと、作れない日にすぐ頼めます。 ただし前章までのとおり、常用すると月単位で一気に高くなるのは変わりません。 料率も送料も注文するまで確定しないので、「作れない日だけ」の位置づけで使うのがこの記事の結論です。

出前館

まずは自分の平日20日のうち、何日が「読める日」なのかを数えてみてください。そこが宅配弁当で埋められる範囲です。 各社の実質1食は比較表にまとめてあります。

エリア内なら472円、エリア外なら509円が現在の最安帯です

冷蔵で毎日届く「ワタミの宅食」は配達エリア内の人だけが選べます。エリア外なら、冷凍で全国に届く「ワタミの宅食ダイレクト」が20食で実質509円。どちらもデリバリーの下限1,235円の半分以下です。

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。価格・送料・キャンペーン条件は2026年8月28日時点の調査です。変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

ワタミの宅食ダイレクト

価格・内容は自分でも必ず公式サイトで確かめてから申し込んでください。